読書シリーズ(3)
私の読み方はどちらかと言うと、やはり偏った読み方をする方です。皆さんは如何ですか?
初めて読んだ本の読後感が凄く腑に落ちたり、作家の言葉(特に日本語)の使い方に興味が湧くと、
次の本ではどんな展開でどんな使い回しをするのだろうかと、また本を取ってしまいます。
時代性では、現代モノも歴史モノも余り拘りはありませんが、歴史的には日本史で安土桃山時代から明治維新時代が
多いように思います。
今回の紹介作家は
【葉室 麟】です。
初めて読んだ本がこれです。
直木賞作品で、2014年に映画化にもされましたので、読まれた方も多いと思います。
様々な人心の中で、自分の想いには芯が通っていて、人として、武士(だんし)としての生きざまを全うする。
しかし、守るべきものは守る。そんな背筋が伸びる作品だったと思います。
その他の葉室作品も読後感は、「クゥ」っと奥歯を噛みしめてしまう感じです。
是非、昔の漢(おとこ)の生きざまを読んでみては如何ですか?
※女性の内に秘めた美しい作品もあります。